現代数学はじめの一歩 集合と位相
現代数学はじめの一歩 集合と位相
数学はいかに「無限」をかぞえたのか
著:瀬山 士郎
現代数学の二本柱「集合と位相」が楽しくわかる!自然数と有理数の「無限の濃度」が同じ!?実数の無限より大きな無限は存在するのか?自然数、有理数、代数的無理数、超越数、そして実数へ。カントール、ヒルベルト、ベルンシュタイン、デデキント……。そうそうたる数学者たちは「数」をどのように考え、「無限」をいかに数えたのか。数えられる無限とは? 実数の無限基数「アレフ」ってなに? 数の近傍ε(イプシロン)の正体は? コンパクトとはなにか? 重要なキーワードと楽しい解説をもとに、「現代数学の景色」を一望しましょう。
https://gendai.media/list/books/bluebacks/9784065346716
https://www.amazon.co.jp/dp/4065346711
読書メーター
https://bookmeter.com/books/21809362
図書館で見かけて借りてきた。
2001年に、講談社サイエンティフィックの「なっとくシリーズ」の一冊として出版された「なっとくする集合・位相」をブルーバックス化。もとは、くだけた口調のやさしい教科書だったけど、一般読者に向けて読み物風になっているらしい。
でも数式は多いよ。
集合や無限を一般向けに解説した本はいろいろあるけれど、
もう少しだけ踏み込んで集合論が現代数学の基礎になっているあたりを垣間見せてくれる(たぶん)。
先日読んだ群論の味わい-置換群で解き明かすルービックキューブと15パズルでも、集合であれもこれも説明してくれたけど、それを集合の話としてもう一回味わえたかも。
位相のほうは、大昔にイプシロン-デルタをやったような気がするが、さっぱりわからなかったなぁ。
デジタルに軸足があったから、アナログ解析にあんまり興味がなかったんだったか。
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